iphone（スマホ）でテレビ番組が見れるようになる、ピクセラのワイヤレステレビチューナーPIX-BR310Wを購入して使っています。
このチューナーは、スマホに直接取り付けるワンセグチューナーではありません。
このチューナーを自宅などのテレビアンテナとインターネットに接続しておき、iphone（androidスマホ）やipad（androidタブレット）には専用アプリをダウンロードして、そのアプリを使って自宅のワイヤレステレビチューナーにインターネット接続するとテレビ番組が見れるようになるというものです。
これがあれば、ワンセグチューナーのようにテレビ放送電波の受信状態を気にすることなく、自分のスマホでテレビがみれるようになります。
別売ですが、アプリ内でリモート視聴機能を購入（360円）すれば、外出先でもテレビが見れるようになります。（無線LAN環境を強く推奨。キャリア電波を使うと、すぐに通信量上限に到達してしまいます。）
本記事ではピクセラワイヤレスチューナーPIX-BR310Wの商品レビューや私の場合の接続方法などを書いてみたいと思います。
目次
テレビがiphone(スマホ）やipad(タブレット）で見れる仕組み
簡単に言うと本品は、自宅のテレビアンテナとインターネット（ルーター）に接続しておくと、テレビ番組がスマホなどでネット回線を使って見れるようになるという装置です。
メーカーホームページ↓↓
株式会社ピクセラ：ワイヤレステレビチューナーPIX-BR310W商品ページ
テレビがなくても無線LANなどのネット回線とスマホやタブレットさえあれば、自宅の無線LANにつないで自宅内のどこでもテレビを見ることができるようになります。
別売りのリモート視聴機能を購入（360円）すれば、外出先でもスマホからネット回線を通じて自宅のチューナー（本品）に接続し、テレビを見ることができます。（スマホに放送中のテレビ番組が映ります。）
視聴は、スマホやタブレットに専用のアプリをダウンロードしてそのアプリから可能です。
地デジチューナーのようにテレビ電波の受信状態を気にする必要はなく、画像もかなり良いと思います。
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PIX-BR310W本体の接続方法
テレビアンテナを接続
だいたい家庭のテレビアンテナジャック（差し込み口）は、壁に1つだけ取り付けられていてそこにテレビを接続していると思います。
ですので、まずはアンテナジャックを2つに分けてもう1つ増やします。
2つに分けるには「分配器」を使います。（分波器と間違えないように）
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↑↑こんな感じのやつです。差し込み口は入力が１つ、出力は出力１、出力２という感じで差し込み口が２つあるものです。（価格が地味に高い。）
上のものだと他にアンテナケーブルが3本いりますが、最初からケーブル付のタイプもあります。↓↓
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どんなタイプを置いているかは店によって違うと思いますが、だいたいどこの家電量販店にも「分配器」自体は売っていると思います。もっと価格が安いものもあるはずです。ホームセンターにもあると思います。
HDDレコーダーなどを接続している場合は、既に分配器で2分配されているかもしれませんので、3分配器を購入し3分配にする必要があります。
↑うちの場合
アンテナジャックを確保したら、本体にアンテナケーブルを接続します。
↑本体裏側に接続
※注：BC/CS用デジタルテレビアンテナへは接続されているテレビなどから電源供給しているそうです。（私は知りませんでした。驚）PIX-BR310Wには電源供給機能がありませんから、あまりないと思いますが、自宅のアンテナにはPIX-BR310W本体以外、他にテレビなど何もつないでいないという場合は、アンテナへの電源供給ができないということになるので見れないようです。
3-4．テレビチューナーからBS／CSデジタル放送用アンテナに電源を供給できますか？
アンテナへの電源供給には対応していません。他の受信機などからの電源供給ができないときは、別途、電源供給器を用意してください。
株式会社ピクセラ：Q&Aよくある質問一覧 Q3：セットアップ・接続
LANケーブルを接続
スマホへは無線LANを使ってテレビ番組を受信しますから、まず自宅で無線LANが使用できていることが前提です。
本体（チューナー）で受信したテレビ番組をインターネットでスマホへ配信する仕組みなので、本体と「無線ルーター」をLANケーブルで接続します。
「無線ルーター」のLANケーブルの差し込み口が足りない場合は、スイッチングハブというものを使って差し込み口を増やします。
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↑こんな感じのやつです。家電量販店のパソコン用品コーナーならだいたい売ってると思います。
接続する「無線ルーター」に注意
説明書では、「無線ルーター」と接続する。とだけしか書いてありません。
この「無線ルーター」とは無線アクセスポイント、Wi-Fiルーターなどとも呼ばれていると思います。
注意することは、本体は使用するWi-Fiネットワークの電波を出している機器に接続しなければなりません。
自宅のネット環境によっては、つなぐ場所を間違えると使えません。
例えば、うちの自宅の場合で説明してみます。
うちのネット環境を簡単に図にしてみました。↓
１階リビングにルーター（無線機能付き）があって、スイッチングハブでLANポート（差し込み口）を増やしており、そこに本体（PIX-BR310W）をつないでいます。
２階奥の部屋には１階リビングの無線電波が届きにくいので、スイッチングハブからLANケーブルを２階まで延ばし（図の青線）、アクセスポイント（ルーター機能OFFの無線ルーター）を付け、２階奥の部屋ではそのアクセスポイントのWi-Fiネットワークでインターネットをしています。
２階奥の部屋のアクセスポイントのWi-Fiネットワークに接続して、専用アプリからテレビを見ようとすると、「チューナーとの接続に失敗しました。」となってしまいます。
テレビを見る（チューナーに接続する）なら１階リビングのWi-Fiネットワークに接続しないとだめです。
２階奥の部屋で見たければ、本体を２階奥の部屋のアクセスポイント機器に接続するか、別売りのリモート視聴機能を購入（360円）して、アプリ内で「外出先」を選択し視聴します。
２階奥の部屋のWi-Fiネットワークは、本体を接続したWi-Fiネットワークではないのでネットワーク的には外出先という扱いになるみたいです。自分的には自宅なのですが。
他にも、ルーターに無線機能がついておらず、そのルーターにLANケーブルでアクセスポイント機器をつないで無線LANを使っている場合は、うちの事例から推察すると、本体はそのルーターではなくアクセスポイント機器の方のLANケーブル差し込み口につながないと使えないかもしれません。
電源接続
コンセントにつなぐだけです。
iphone（スマホ）側の設定
自宅の無線LAN（wi-fi）につなぐ
自宅にアクセスポイントが複数ある場合は、必ず本体を接続したWi-Fiネットワークに接続します。
初期設定
アプリのダウンロードや初期設定は、説明書の通りに行なえば問題なく設定できると思います。
使ってみての感想
テレビをリアルタイムで見れる
例えば、サッカー日本代表の試合や野球の侍ジャパンの試合など、海外で行われる試合は、職場にいる昼間に注目の試合が行われるということが良くあります。
仕事中にずっと見るわけにはいかないのですが、途中経過くらいは見ることができます。
ネットの速報でも良いのですが、やはり私はテレビで見たいです。
過去に何度かこのようなことがありましたが、その時は本当に買って良かったと思いました。
ただ、ネット回線でテレビの映像がスマホに送られてくるためか、実際のテレビの放送よりも遅れが生じます。
テレビと一緒に見ると遅れているのがわかります。だいたい5秒くらいです。
普通に見る分には全く問題ありませんが、例えば、以下のような事例では注意が必要です。
WBCの侍ジャパンの試合を見ています。
私は自宅の自分の部屋で本品を使ってスマホでその試合を見ていて、家族はリビングのテレビでその試合を同時に見ているとします。
9回裏2アウト満塁、侍ジャパンの攻撃で一打サヨナラのチャンスなどという緊迫した場面だったりすると、この5秒差で自分のスマホで見る前に結果がわかってしまうこともあります。
リビングのテレビの方が5秒早いので、「ワーーーー！！」「よっしゃーーー！！」などと歓声が上がったりすると「サヨナラ勝ちだ」などとわかってしまい、気分的に喜びが半減してしまうのです。（逆だと最悪です。）
こういう緊迫したスポーツの試合なんかを見る場合は注意してください。笑
アパートの隣の部屋の歓声ってパターンもあります。
ワンセグ電波を気にしなくて良い
私は最近のワンセグチューナーを使ったことがありませんが、どうしてもワンセグの電波は弱いとか不安定などあまり良いイメージがありません。
本品は無線LANを使ってテレビの映像を受信するので、ほとんど映像が途切れることもなく安定していますし、画質も良いです。ワンセグのように粗い画像ではありません。
回線速度により画質が選べるのですが、私はいつも標準画質で見ております。十分きれいに見れます。
一番下の低速回線用画質だとワンセグ並みだと思います。
接続に少し時間がかかる
アプリを起動して映像が映るまで、私の使用環境で約20秒ほどかかります。
また、チャンネルを替えるときも切り替わるのに約10秒ほどかかります。
たまにチャンネルが切り替わらずに、まっ黒な画面で止まってしまうこともあり、その時は何回か違う局を選んだりしているとつながったりする場合もありますが、概ね安定しています。
アプリを終了したり、電話がかかってきたりすると、そのつど接続し直しになります。
おわりに
本体は安めのテレビと同じ程度の価格ですが、無線電波が届く範囲ならケーブル類を気にすることなく家じゅうでテレビが見れるようになります。
テレビよりチャンネル切り替えなどのレスポンスが悪いというデメリットはありますが、無線LAN環境はあって、自分専用のテレビが欲しいと考えている方などは、リモート機能を購入すれば、無線LANのある外出先でも見れますし、選択肢に入れても良いのではないでしょうか。