玄関などのドア(引き戸にも)に後付けでキーレス(ICキー)にできる装置、シリンダーICロック2を使っておりますが、追加で部品を購入すれば、タッチキー(指でタッチして施錠解錠)にすることもできます。
※検索サイトから直接本ページにこられた方は、以前書いたこちらの記事を先にお読みいただくと良いかもしれません。↓↓
玄関をキーレス(ICキー)に!後付けでき、2階リビングから解錠機能も。シリンダーICロック2
部品は購入して取り付けてあったのですが、ICキーで満足しており、タッチキーは専用リモコンを持ち歩く必要もあったため使用しておりませんでした。
もったいないので最近使い始めたのですが、数日使ってメリット、デメリットがわかってきましたので書いてみたいと思います。
目次
追加で必要な部品
シリンダーICロック2の標準機能はICキーをかざして施錠解錠ですが、オプションの部品を購入して取り付ければ、指でタッチして施錠解錠できる機能を追加することができます。
リモコン
シリンダーICロック 追加オプション オートリモコン (利用には別売り無線ユニット必要)【SEASONTECH シーズンテック】
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7,560円
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このリモコンが本体の受信圏内にあれば、LED部分を指でタッチするだけで施錠解錠ができるようになります。
仕組みとしてはリモコンから常に電波が出ており、受信圏内(ポケットの中などですと実際1~2mくらい)にリモコンが入るとその電波を本体がキャッチして「タッチしてもらえれば施錠解錠いつでもできますよ状態」となり、指でタッチすることによって施錠解錠が実行されるという感じです。
ちなみに、受信圏は狭いのでセキュリティ面は問題ないと思いますが、リモコンを持った自分がタッチしなくても、リモコンが受信圏内にあれば、誰がタッチしても施錠解錠します。
最近の車のドアロックと同じような感じです。
リモコンにはボタンもついており、リモコン内部のスイッチの変更でボタンを押して施錠解錠という設定にもできます。
また、リモコンは「指でタッチして施錠解錠」の機能を使うときは常に電波を出す設定ですが、その設定のときは、リモコン電池の省エネのためにリモコンを平らな場所に置いておくと、電波を止める設計となっているそうです。
無線ユニット
リモコンからの電波を受信するユニットのようです。ドア内側(室内)の本体に取り付けます。
画像の赤丸の部品です。
ACアダプター
ACアダプターシリンダーICロック2用 マネージメントロック用 価格: |
シリンダーICロック2は、わずらわしい電源接続が不要で乾電池が使えるというのが魅力の一つなのですが、指でタッチ機能を使うには電源接続しないとだめです。
※2018.06.24追記
確認したところ「指でタッチして施錠解錠機能」を使用するには、ACアダプターは必須ではありませんでした。申し訳ありません。
本体には、ドア外のセンサー部分(指でタッチする部分)をタッチすると起動する「エコモード」という機能があり、乾電池で使用する場合は、この「エコモード」にします。「エコモード」でもリモコンを携帯して「指でタッチして施錠解錠機能」が使えました。
リモコンからの電波を常に受信できる状態にする必要があるようで、乾電池使用の場合だとすぐに電池がなくなってしまうため電源接続が必要なようです。
通販ではシリンダーICロック2用ACアダプターということで販売されていますが、届いたものは特に専用品という感じではありませんでした。
品物は大手家電メーカーのACアダプターそのもので、本体と接続するコネクター部分は加工が必要でした。
出力(電圧、電流)はシリンダーICロック2に適合しているという意味で「シリンダーICロック2用」ということなのでしょう。
本体の電源接続箇所は2~3㎜ほどの特殊なコネクターで、一般的なACアダプターのDCプラグが差し込めるDCジャックになっていません。
そのコネクターに接続するコネクターは本体を購入すると付属しているので、購入したACアダプターの先端のDCプラグを切り落とし、本体付属品のコネクター(ケーブル付)を結線してACアダプター先端のDCプラグをそのコネクターに変更します。
私はこの機能(2階リビングやキッチンなどから玄関を解錠できる機能あり)の工事の時に電気屋工事屋さんに一緒にやってもらいました。
シリンダーICロック2のタッチキー機能を使ってみて
良い所
指でタッチするだけ
キーを鍵穴に差し込んだり、ICキーをかざす必要さえなくなるので、ポケットを探ってキーを取り出す必要もなくなります。
ポケットにリモコンが入っていれば、本当にドアに近づいて指でタッチするだけで施錠解錠できますので非常に楽です。
リモコン電池の持ち
※調査中です。
2018.03.16追記
まだ施錠解錠は可能です。保管時は、平らな面に置くよう心がけています。
参考までに私の使用環境は、平日は、日中、鍵(リモコン)をあまり持ち歩いていません。
毎日常に持ち歩き、ポケットやかばんの中で揺れ動いている状態だと、もしかしたら電池のもちは変わってくるかもしれません。
不満点
時々反応が悪い時がある
日々使用していておおむね良好に反応していますが、欲を言えば時々反応が悪いときがあります。
指でタッチしたことによる反応は、毎回しっかりとLEDが点滅するので問題ないですが、リモコンからの電波が届いていないのか施錠解錠が作動せず、少し待つ感じになるときがあります。
反応が良い時はタッチして1秒ほどで作動するのですが、反応が悪い時は作動するまで4秒くらいかかるときもあります。
そういう反応が遅い時は、リモコンの入っているポケットの外側から少しリモコンを動かしてやると、電波の届き具合などが変わって上手く伝わるのか作動し始めたりします。
リモコンがICキーよりデカイ
車のリモコンキーと同じくらいの大きさです。
ICキー(ICカードやICタグ)の方がコンパクトでかさばりません。
施錠解錠がより楽な方(リモコンキー)を選ぶか、ポケットの中でコンパクトな方(ICキー)を選ぶかという感じになります。
リモコン電池の持ち
※調査中です。
おわりに
シリンダーICロック2は、ドアや引き戸の錠と設置スペースが適合していれば、後付けで比較的簡単にICキー、タッチキーにできる電気錠です。
詳しい取り付け説明書も入ってますので、錠を交換したことがある(やろうと思えばできる)人なら自分でも取り付け可能だと思います。
製品の動作も安定していますし、十分おすすめできます。
自宅の玄関ドアをなるべく安価にタッチキーにしたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
タッチキーのオプション部品を購入せずICキーのみでも価値がある商品だと思います。
シリンダーICロック2について最初に書いた記事もよろしければご覧ください。↓↓