自宅のインターネットのプロバイダをインターリンクというプロバイダに変更しましたが、実際にどうだったか、夜の混雑する時間帯の速度、DS-Lite方式で実際速くなったのかなどの感想を書いてみました。
インターネット回線の速度は、個々の環境の違いで変わってくるようなので、あくまでも私の自宅で導入してみての感想です。
プロバイダ選びの参考になればと思います。
目次
変更する前のプロバイダ
私の自宅はフレッツ光ネクスト、スーパーハイスピードタイプ隼を契約しています。
プロバイダはmoperaでした。
moperaというのは、docomoのスマホプランと一緒に契約するプロバイダです。docomoのモバイルwifiルーター向けのプロバイダですが、通常のmoperaUスタンダードプランにU「Bフレッツ/フレッツ光ネクスト」コースを追加すると自宅のインターネットも使えるようになります。
私はモバイルwifiルーターを持っていませんが、自宅のインターネット回線用にmoperaを契約していました。
moperaを契約していた理由やmoperaからインターリンクへ変更した理由などは下の記事をご覧ください。↓↓↓
インターリンクに申し込んだ理由
そこそこ歴史がある
インターリンクは1995年にプロバイダー業務を開始した会社だそうです。
新しい会社ではないので接続等に関して信頼はできるかなと思いました。
また、インターリンクという会社は、こちらの記事「“2ちゃんねる”での約束は絶対厳守! 超ニッチのオタク系サービスにこだわる」にある通り、「オタクからの支持獲得に、ここまで心血を注ぐIT企業はそうはない。」とのことです。
ネットの世界でオタクにそっぽ向かれたらきっと生き残れないでしょうから、会社自体も信頼できそうな気がしました。
大手ではない
大手プロバイダでネット検索してもインターリンクという名前は出てこなかったので、「大手ではない」としました。
正直、ネット検索するまでインターリンクという会社は全く知りませんでした。
プロバイダ選びにあたり、インターネットで「プロバイダ お試し」で検索して初めて知りました。
昔、moperaの前に契約していた大手プロバイダでは、夜間になると著しく速度が低下するという経験をしたため、私は大手プロバイダには回線速度に関してあまり良いイメージを持っていません。
「大手=混雑」のイメージがどうしても消えないからです。
実際には個々の環境によるので、大手プロバイダで快適に使えている人もいると思いますが、私の勝手なイメージで、いわゆる「大手プロバイダ」と言われているプロバイダでないことも選ぶきっかけになりました。
お試し期間がある
まずはお試し期間のあるプロバイダが良いと考えていましたのでネットで調べたところ、
インターリンクの無料体験は、お客様に契約期間の拘束や違約金などの負担を求めない、本当の無料期間を提供いたします。
https://www.interlink.or.jp/taiken.html
となっていましたので、まずはここからという感じで申し込みました。
IPv4 over IPv6(DS-Lite)という方式で通信できる
インターリンクのフレッツ光接続サービスは、次世代のネットワーク(IPv6 IPoE接続)である「DS-Lite(Dual-Stack Lite)」方式で通信できるZOOT NATIVE(ズットネイティブ)というコースと、従来のIPv4通信サービスのZOOT NEXTというコースがあります。
参考:【図解】IPv6はなぜ速い?従来の通信方式との違いを解説します・フレッツ光の「IPv4 over IPv6」MAP-eとDS-Liteは何が違う?
当然「速い方」が良いので、うちのバッファローのルーターがDS-Lite対応か確認しZOOT NATIVEを申し込みました。
DS-Lite対応ルーターは、バッファローのサイト内のIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリストから
インターリンクのIPv4 over IPv6通信サービス名transixを確認し、
うちのルーター型番で画像赤枠内が「対応」となっているか確認しました。
うちのルーターは数年前のもので、ファームウェアVer.○○以降(より対応)となっていましたので、ファームウェアVer.を確認したところOKでした。
ルーターのファームウェアVer.は、バッファローならスマホのアプリStation Radarを使ってルーターの設定画面を開けば確認できます。
ちなみに、バッファローだとtransix対応でおすすめのルーターは、WSR-3200AX4S以下のランクのモデルです。
これ以下のランクのモデルには本体カラーにホワイトがあるので、白い壁に掛けたいなら目立ちにくいホワイトを選べます。
ランクを下げるとモデルによる性能差が気になるところですが、極端な速度の違いは出ないようなので、一般家庭ではあまり気にする必要はないかもしれません。
参考:【実験】Wi-Fiのアンテナ本数はホントに多い方が速いの?
うちのは壁掛けするので白にしています。
料金について
ZOOT NATIVE(ズットネイティブ)というコースと、ZOOT NEXTという2種類のコースがありますが、どちらも月額1,100円(税込)でした。
素人考えですが「速い方」でも同じ値段じゃん!と思いました。普通は速い方が高そうですが、これに関してはそういうものではないのかもしれません。
また、ZOOT NATIVEには固定IPサービス(IPv4のグローバル固定IPアドレスを1個付与)というものがあり、これを選ぶと月額2,200円(税込)になるのですが、一般的にはこのサービスに申し込む必要はないようです。
私はこの点で申し込んだほうが良いのかちょっと迷いましたが必要ありませんでした。
自宅では普通のネット検索の他、PCゲームのフォートナイトやニンテンドースイッチのオンラインゲームが固定IPサービスを申し込まなくてもプレイできています。
申し込みについて
申し込みはインターリンクのサイトから特に迷うことなく申し込めました。
申し込みが完了するとメールが届くので、その中にメンバーID、お客様ID、ユーザー名などが書かれています。
設定マニュアルへのリンクもあります。
リンクを開くと有名メーカーのルーターごとに説明がありますが、すべてのルーターではありません。
申し込み後のルーターの設定について
自宅のバッファローのルーター設定に関しては、インターリンクのホームページにある手順を参考にしました。↓↓↓
参考:インターリンクFAQ バッファロー製ルーターの設定マニュアル(WXR-1900DHP2/WXR-1750DHPなど)対象サービス ZOOT NATIVE(IPoE接続)
バッファローのホームページにも設定方法は載っていました。
参考:transix回線(DS-Lite)に接続する方法(Wi-Fiルーター)
速度について。実際速くなったのか。
うちの環境で、正直、体感できるほどの大きな速さの違いはありませんでした。
Googleのネット速度計測を使ってみたところ、とある平日の18時頃に有線で300Mbps(ダウンロード)、無線で200Mbps(ダウンロード)くらいでした。
変更前のプロバイダでも先に計測しており、数値的には同じような感じになったので悪くはなっていません。
夜間の混雑していると思われる時間帯でも、実際計測してみると無線で40Mbpsくらいですので十分ではないかと思います。体感で「遅い!」と思うことは今のところありません。
参考:Wi-Fiの速度の目安は?ストレスのないWi-Fi環境をつくろう!
ということで変更しても大丈夫だろうという結果になりました。
その後、数日間使っていて、以前よりもネットがスムーズにつながっているような感じがしています。(数値的な証明はできないので気のせいかもしれませんが・・・。)
これがIPv4 over IPv6(DS-Lite)の効果なのかはわかりませんが、現状よりもより速く安定しやすい回線方式への見直しができたという意味でも変更してよかったと思いました。
無料期間終了後もそのまま継続することにしました。
インターリンクのサポートについて
大手プロバイダのように電話での問い合わせなどのサポートはないので注意が必要です。(サポートページはあります。)
こちらの記事「“2ちゃんねる”での約束は絶対厳守! 超ニッチのオタク系サービスにこだわる」にも書いてありましたが、インターリンクは「技術サポートを必要としない上級者向けプロバイダー」という位置付けのようです。
記事内では上級者向けと書かれてはいましたが、ルーター設定方法などある程度わかる人向け、ネットで調べれば自分でできるくらいの人向けといった感じではないかと思います。
おわりに
インターリンクというプロバイダは、私の環境では特に問題なく使えています。
DS-Lite方式で更に通信速度が速くなることを期待しましたが、通信に使用する端末の性能も影響していると思いますので、前よりもなんとなく安定しているような感じはするものの、劇的な速度変化は感じないのかもしれません。
今回のプロバイダ変更は、次世代の通信方式(IPv4 over IPv6(DS-Lite))への見直しができたという点でよかったと思っています。
お試し期間も最大2か月ありますし、接続設定などで手厚いサポートが必要ない方にはおすすめできるプロバイダではないかと思いました。