iphoneでネット越し撮影時、ネットが邪魔!ネットに勝手にピントが合ってしまう時の対策方法

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私は、こちらの記事(OSMO MOBILE2のレビュー 子供のサッカーの試合を撮影してみたが・・・。)でも書きましたが、子供のサッカーの試合をiphoneで動画撮影しています。

その際、場所によってはネット越しに撮影しなければならない場合がよくあります。

iphoneのカメラにはオートフォーカス機能が付いており、自動でピントを合わせてくれるので動画や画像がピンボケになりにくくうまく撮影できますが、ネット越しの撮影に関してはネットに勝手にピントが合ってしまい、この機能が邪魔になることが多いです。

今回は、私が行っている「ネット越しでもピンボケにならずうまく撮影する方法」を書いてみました。

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フォーカスロック機能を使う

私が試行錯誤の結果辿り着いたベストな方法は、「フォーカスロック機能を使う」です。

カメラに詳しい方や、iphoneに詳しい方なら知っていて当然の機能なのかもしれませんが、この機能がネット越し撮影には本当に最適でした。

※ご注意:いつもカメラからネットまでの距離は1m以内で撮影していますので、それ以上離れた場合はうまくいくかわかりません。

この機能を使うまでは、

  1. iphoneの画面に映るネットの向こう側の選手(被写体)にタップしてピントを合わせる。
  2. 撮影開始。
  3. ネットが風で揺れてネットにピントが合ってしまう。もしくはカメラを動かすとネットにピントが合ってしまう。
  4. 被写体がピンボケする。

これの繰り返しで、ネット越しの撮影はほぼ諦めていました。

フォーカスロックを使うと、

  1. iphoneの画面に映るネットの向こう側の選手(被写体)を長押ししてピントが合う。と同時にそのピントにロックされる。
  2. 撮影開始。
  3. ネットが風で揺れても”ネットは”ピンボケのまま。カメラを動かしてもネットにピントは合わない。
  4. 被写体のピントはズレない!!

となり、ストレスなく撮影ができるようになりました。

フォーカスロックをして、さらに一脚(スタンド型、省スペースで良い)でiphoneを固定すれば、肉眼でも試合を見つつ撮影もできるという今のところ私にとって最高の撮影方法となっています。

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iphoneでのフォーカスロックのやり方

  1. iphoneのカメラを開く。
  2. ビデオモードにする。(写真モードでもできる。)
  3. 画面に映っているピントを合わせ続けたい被写体のあたりを長押しする。
  4. 画面上部に「AE/AFロック」と黄色の枠で表示が出てロック完了。
  5. もう一度、画面のどこかをタップすれば解除される。

画面を指でタップするので、ネットの網目の大きさによっては何回やっても「ネットのピントにフォーカスロック」がかかってしまう場合があります。

その場合は、2本指で画面をピンチアウトして被写体にズームし、その状態で長押ししてフォーカスロック、その後ズームを戻してもロックは継続されます。

フォーカスロックでピントが固定されてしまうので、サッカーのような動きの激しいスポーツには向かないような感じがしますが、ネット越しでフォーカスロック撮影した動画を見ても被写体にピンボケの感じはありません。

子供のサッカーの試合を撮影する場合、被写体までの距離は少なくとも20m以上は離れており、動く範囲もサッカーコート内と決まっています。

なので、その距離や範囲の動きならロックしたピントから大きく外れることがないため、オートフォーカスが効いていなくても問題はないのではと考えています。

もしかしたら、気づいていないだけで微妙にピントが合っていない場面もあるのかもしれませんが、それよりもネットにピントが合わなくなって、被写体がピンボケしなくなるメリットの方が大きいと思っています。

また、AE(自動露出)も同時にロックされるので、晴れたり曇ったりなど明るさが不安定な場合は向かない(参考リンク:Canon 写真用語集 AEロック)ようですが、私の場合は今のところあまり極端に明るさが変わるような天候で撮影したことはないので、AE(自動露出)がロックされていても不都合なく撮影できています。

おわりに

フォーカスロック機能を知るまでは、ネットに密着してネットのマス目内にレンズを入れて撮影していましたが、常にネットとレンズの位置関係を意識しなければならず非常に面倒でした。

この方法ではネットは映りませんが、ネットの位置が気になってほとんど肉眼で試合を見ることはできませんでした。

風が強かった日は、ネットをずっと片手で抑えて撮影したこともありました。

フォーカスロック機能を知り、さらに一脚(三脚)で固定して撮影するようになってからは、ネット越しの試合会場でもある程度ほったらかしで撮影できるので、肉眼でもしっかり見れるようになりました。

ネット越しの撮影でお困りの方はぜひ試してみてください。