私が持ち物に関してミニマリスト的な考え方を持つようになったのは、仕事のデキる元上司がきっかけです。その方の鞄は上品な革でいつも薄く、使っている財布も薄い長財布で、カードとお札しか入っていないかのような感じでした。
食事をご馳走になるときに、その元上司がスーツの内ポケットからスマートな財布をスッと出し、支払う姿を見た時にこうなりたいと思うようになりました。
当時の私といえば、鞄は書類やモノでパンパン、財布も二つ折りのくたびれた革のもので、その元上司と比べてしまうとスマートとは言い難い状態でした。
それからは、「モノを持たない」=「必要なものが厳選できている」もしくは、「なくても対処できる」ということだと考えるようになり、この潔さがかっこいいと思うようになりました。
今は、仕事では鞄がパンパンにならないようにものを厳選し、仕事以外で出掛けるときは完全に手ぶらで、基本ポケットに財布とスマホ、家や車のカギを入れているだけです。
今回は、そんな私の考え方にバッチリハマった、手ぶら状態が更に快適になる超お気に入りの財布、abrAsus(アブラサス)の薄い財布を紹介したいと思います。
目次
使うためにしたこと
この財布を発見したとき、そのスマートさに「私の求めていたのはこれだ!!」と思ったのですが、一方で最初は入れられるカードや小銭入れの小ささに「これ一つで足りるだろうか。」と思いました。
別でカード入れや小銭入れを持ったら本末転倒です。
絶対にこの「薄い財布」を使いたかったので、私は以下のことをしました。
カードを厳選する
クレジットカード
「薄い財布」はカードが5枚しか入りません。5枚に厳選することによってより薄くなるからです。公式のホームページでは、「10枚入るように設計することは難しいことではありません。・・・あえて5枚の本当に必要なカードだけ選択して持ち歩くスタイル」と言っています。
幸い私は、普段からコンビニなどのちょっとした支払いにもクレジットカードを使っていました。普通に現金払いするよりポイントが付く分お得になるからです。ポイントを貯めるには、支払いを一枚のカードに集約させる方が良いので、クレジットカードを厳選するのは問題ありませんでした。
クレジットカードは、メインの1枚と予備の1枚を持つことにしました。
ポイントカード
ポイントカードは、靴店やメガネ店、スーツ店など数枚入っていましたが、ほとんどポイントが溜まっていなかったので全て捨てました。いつか使うかもしれないという思いを完全に断ち切りました。ポイントが溜まっていないということは今後も溜まることはないだろうと考え、ゴミ箱行きとなりました。
以後、レジで勧められても全て断っています。
ただ、Tポイントカードは残しました。ほんとうに全てのカードを厳選したら、潔すぎて4枚になってしまったからです。
この「薄い財布」は、カードを重ねて一か所のポケットに入れる設計です。カードごとにポケットが独立していません。そのため、5枚入るポケットに4枚しか入れていないとユルユルでポケットからカードが落ちてしまうおそれがあります。
逆に言えば、必ず5枚入れないとダメだということです。
結果、残したカード
メインのクレジットカード(VISA)、予備のクレジットカード(master)、銀行のキャッシュカード、Tポイントカード、ガソリン用のカードの5枚となりました。
積極的に小銭を使う
この「薄い財布」をご検討中の方は、小銭入れの小ささに躊躇しているかもしれません。
私も最初は不安でしたが、今ではこのサイズでも十分対応できています。
この「薄い財布」では、小銭は積極的に使わなければなりません。
例えば、2,268円の支払いだったら、財布の中にいくらか小銭が入っているのに3,000円で732円(小銭枚数8枚)のお釣りをもらうというような支払い方法ばかりしていては、この財布は使いこなせません。
お釣りを計算して、自分の持っている小銭をいくら足せばお釣りの小銭の枚数が減るか考えるのです。
小銭が268円入っていれば、ぴったりで支払うのはもちろんですが、23円入っていれば3023円出し、お釣りを755円(50円5円は当然50円玉、5円玉でもらう)にするのです。もらう小銭の枚数は、5枚に減ります。
10円単位の端数を意識して支払いをしなければなりません。
私は、時々計算を間違えて小銭を足して支払いしてしまい、出した小銭の一部がそのままお釣りとして返ってきて、店員さんに「あれっ?」という顔をされることがあります(笑)。逆にばっちり計算が合って、小銭が減ったときは最高に気持ちが良いです。
この「薄い財布」の小銭入れは、999円(500円1枚、100円4枚、50円1枚、10円4枚、5円1枚、1円4枚)をきれいに並べて入れられる設計になっているので、上記のような支払い方法を完璧にすれば、理論上は小銭入れに入らないということは絶対にありません。
この小銭入れの設計がこの財布のキモとなっていて、お金が入っていても薄くなるのはこの小銭入れの設計のおかげと言えると思います。
使ってみての感想
耐久性
全く問題ないと思います。
2011年12月にこの財布を使い始めたのですが、1代目の高島屋限定カラー黒×赤は4年ほど使用して小銭入れと札入れの動く部分(折れ曲がる部分)の縫製がほつれ、小銭入れに小銭の跡が付いたり、革に傷が増えてきたのでサヨナラしました。
現在使っているのは2代目で、ジャコモ・ヴァレンティーニ スペシャルエディションのカラーはチョコです。カラーでオレンジと迷いましたが、今でもオレンジにすれば良かったと思っています。(これは、モノの良し悪しではなく個人的な好みの問題です。)
1代目の時はズボンの後ろのポケットに入れて使っていたためか、小銭入れに小銭の跡がポコポコと付いてしまいました。また小銭入れの開閉で折れ曲がる部分はよく動かすので、小銭入れ部分が裏側に反るようなクセが付きました。
現在使用中の2代目は、常に前のポケットに入れるようにしているので、財布が潰れず型崩れしていません。1年程の使用で今のところほつれもありませんし、小銭入れの反りグセもシワは出てきていますがまだありません。
傷の付き具合などは他の革製品と同じだと思います。付きやすくもないですし、付きにくいわけでもありません。
使い心地
使用に関しては、1代目2代目通算5年以上使っているので慣れたのかもしれませんが、不便はありません。私の場合は、最初から不便なく使えていたような気がします。
カード入れと小銭入れの大きさに関しては、あきらめる、慣れるしかありませんが、位置がおかしいとか、中のものが落ちるなどは一切ありません。
薄くスマートなので、ズボンの前ポケットに入れてもかさばりません。夏は生地が薄めのショートパンツを穿くことがありますが、財布の重みでウエストが下がってくるようなこともなく、動いても気になることがありません。
あと、お札は10数枚以上入れると財布を折りたたむのがきつくなってきます。現金主義で大量にお札を持ち歩く方には向かないかもしれません。
収納カードを増やすカスタム
前述した通り、abrAsus(アブラサス)の薄い財布には、カードが5枚しか入りませんが、もう一枚入れるところを作るアイデアです。
お札抑えの裏側にポケットが付いていますが、公式ホームページの財布の機能紹介では、鍵を入れたりできると紹介されています。
このポケットは入口が狭いので鍵くらいしか入らないですが、私は入口をカットして広げてしまいました。
そうすると、中は広いのでちょうどカードが入るくらいのサイズがあります。お札の裏側で、取り出しに少し不便なので頻繁に使うカードを入れるには向きませんが、例えば免許証や保険証は入るサイズです。
この財布をおすすめできる人
まずはデザインが気に入るかだと思いますが、他にも私が思った「この財布をおすすめできる人」は、
- 持ち物は最小限にしたい方。
- 財布の中にモノが入らない不便より、財布がパンパンになることの方が我慢できない方
- 整理整頓が苦ではない方(小銭の入れ方など)
- 10万円以上(またはお札を10枚以上)持ち歩かない方
だと考えます。ミニマリスト的な考え方に共感できる人にはぴったりだと思います。
おわりに
abrAsus(アブラサス)では、薄い財布以外にも小さい財布というものもあります。
小さい財布も薄い財布と同じようなコンセプトで、薄くはないですがかなりコンパクトですごいと思いました。ですが、お札が3つ折りになったり、小さすぎて他人の目が気になるところ(例えば高級レストランや女性のいる飲み屋さんなど、ちょっと見栄を張りたい所)での支払いは、私的には正直ちょっと恥ずかしい感じがします。え!?それ財布!?って思われそうだからです。多少使うところを選ぶ必要がありそうです。
その点、この薄い財布なら面積は一般的な財布のサイズなので、革も高級感があると思うし、恥ずかしいということはありません。
周りの人からはどう見られているかはわかりませんが、悪い印象を持たれていることはないと思います。
自分では、超カッコイイと思っていますが、皆さんはどう思われるでしょうか。