雨の日洗車とは、雨が降っている最中に車も自分も雨に濡れながら洗車をするという私がやっている洗車の方法です。この記事を書くにあたり私が勝手にそう呼ぶことにしました。
雨の日洗車は常識にとらわれず、雨水のメリットを利用して楽に洗車を終わらせて、簡単に愛車を「まあまあきれいな状態」にできる良い方法だと思っています。
あえて雨の日に洗車をするという考え方と実際に私がやっている方法を書いてみました。
目次
雨の日に洗車はやる意味あるか
普通は、雨の日に車を走らせると汚れた水がボディに跳ね飛んで汚れるから雨の日に洗車はやる意味がない。洗車後に雨が降ると、せっかく洗車したのに・・・などと考えてしまいます。
たしかにその通りなので、雨の日は洗車しないというのが世間の常識のようになっていると思います。
雨の日洗車は、泥はねやボディ全体のこすらないと取れない汚れ(指でボディをなぞると汚れがはがれて字が書けるような汚れ)を、「洗車は面倒だが汚れた車は我慢できない私」が、いかに楽に洗車を完了させるか考えて辿り着いた方法です。
私は、洗車は拭き上げが一番面倒だと思っています。
水道水は乾くとシミ(白く残る)になるので拭き上げは必須です。
適当に拭くと白いシミの拭き跡(細かい水滴)になります。とくに窓は拭き跡の白い筋が目立ちやすいです。
それが我慢できないため、水滴(拭き跡)を残さないように完璧にやろうとするとめちゃくちゃ大変なのです。
雨の日洗車は、後述しますがワックスがけまではできませんし、ピッカピカの仕上がりにはなりません。
ですが、「洗車する前よりはきれい」程度の仕上がりでOKとする私にはタイムパフォーマンスに優れた良い方法だと思っています。
★雨の日といえば、サイドミラーの水滴が気になる方にはこちらの記事もどうぞ!→サイドミラーに水滴ゼロ!全くつかない!ガラコ超超撥水ミラーコート
私の考える雨の日洗車のメリット
1.拭き上げしなくて良い
水道水は水滴のまま放置すると乾いたときに白く残ります。
白く残るのは水道水に含まれるミネラル分だそうです。
雨水の場合、「駐車中雨に濡れ、その後自然乾燥した車は、水道水のような水滴のシミが残っていない(残りにくい)」ということに気付きました。
そこで、「雨の日に洗車すれば、拭き上げしなくても雨水が水道水を流してくれるから水滴のシミが残りにくいのではないか?」と思い立ち、雨が降る中洗車をしたところ、予想通り自然乾燥した後の車には水道水の白いシミは残っていませんでした。
雨水で水道水を流してしまえば、拭き上げは必要なくなると考えています。
2.汚れが落ちやすい
カリカリになった鳥のフンや虫が潰れて乾いた汚れなどの頑固なこびりつきが既にふやけていて取りやすくなっています。
3.洗車の手順(プラン)を考えなくて良い
1.で書いた通り、拭き上げ作業がなくなるので、「直射日光が当たっているところは、車が早く乾いてしまうので水滴のシミが残らないように手早くやろう」とか、「先に半分洗って拭いてから残りの半分をやろう」とか考える必要がありません。
雨の日は車が乾かないので、細かいことは考えずにどんどん洗えば良いです。
4.洗車場が空いている
上述した通り、雨の日に洗車をする人は少ないのでガソリンスタンドの洗車機や洗車場が空いています。
洗車しようと思ってガソリンスタンドに行ったら、洗車機の前に車の大行列ができていたりするとがっかりしますが、雨の日なら大行列していることはないと思います。
雨の日洗車のデメリット
1.自分が濡れる
水道水の水滴を残したくないので、雨が降っているときに作業しなければならず、雨に濡れながらの作業になります。
私はカッパを着て長靴を履いて作業しています。
2.仕上がりはピカピカには見えない
正直、雨の日洗車をして車が自然乾燥した後にボディをよーーーく見ると少しホコリやチリが残っているように見えます。
おそらく雨水に含まれた空気中のホコリやチリが残るのかもしれません。
普通の洗車のようなピカピカの仕上がりには見えないと思います。
ですが、洗車前には汚れて真っ黒(濃色車は真っ白)だった車が、こすらなければ落ちない汚れは落とせたのである程度きれいになり、「洗車前よりはマシ」と思える方はデメリットにはならないかもしれません。
3.ワックスがけはできない
雨の中でワックスがけをする前提で各社のカーワックスは作られてはいないでしょうから、ワックスがけはおそらくできないと思います。
ただ、洗いながらワックスがけできるカーシャンプーがあるようなので、これなら雨の日洗車に使えるかもしれません。
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作業としては、ワックスがけできるカーシャンプーで洗う→水道水で泡を流す→雨の中放置。こんな感じになるかと思います。最初にボディを濡らす作業と最後の拭き上げの作業を省略できるでしょうか。
まだ試したことはないので今度試してみたいと思います。
雨の日洗車のやり方1(手洗いの場合)
1.水道水をかけながら、こすり洗いする
水道水をかけながら、天井からこすり洗いしていきます。
私は、ホースに接続できる柄のついたスポンジを使っています。
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ホースに接続するとスポンジ部分から水が出るので、スポンジでこすってボディから取れた汚れを同時に水流で洗い流せるので片手で作業できます。
(スポンジが水を含むし、ホースがつながっているのでちょっと重いですが。)
2.・・・終わり!
これで終わりです!
あとはこのまま雨の中放置するだけです。
雨水が水道水の水滴を流し、ボディに残っている水滴が雨水になればOKです。
見た目では雨水か水道水かはわかりませんが、1時間も雨に打たれればボディの水は雨水になっているのではと考えています。
私の場合は、いつもこれで自然乾燥して洗車完了としています。
せっかく洗車をしたのに雨の日に車を使いたい場合、私がどうしているかは後述します。
3.注意点
注意点としては、小雨や、すぐ雨がやんでしまうようなときは気を付けたほうが良いです。
水道水をボディに残さないようにしたいので、水道水が雨水で十分に流されるようにしなければならないからです。水道水が残っていると乾いたときにシミになります。
あとは、空気中のちり(火山灰、黄砂)などが多く混じる雨が降ると、この雨の日洗車はできないと思います。
雨の日洗車のやり方2(洗車機の場合)
1.洗車機にかける
雨の降る中、お好みのコースで洗車機にかけます。
私はいつも、洗車機にポリマーコートというコースがあるのでそのコースで洗車しています。
ポリマーコートはボディに撥水効果や光沢を持たせる洗車コースで、水洗いよりも良さそうなのでこのコースを選んでいます。
2.自宅に到着後、泥はね水を落とす
洗車場から自宅に戻る道中、泥はね水がボディに飛ぶので自宅に着いたら水道水をかけて流すか、車用水切りワイパーで泥はね水を落とします。
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この時、ついでに洗車機での洗い残し(汚れが残っている部分)もきれいにします。
3.雨の中放置で終了
雨の中放置し、雨水が水道水を流してくれれば終了です。
私の場合、ポリマーコートというコース(撥水効果や光沢が出るコース)で洗車していますが、雨の日にやるとその効果が薄れてしまいそうな感じもします。
実際、雨の日に行った場合の効果や持続性はよくわかりませんが、洗車する前よりは間違いなく見た目はきれいになっており、直後は撥水効果や光沢も出ているようなので私はOKとしています。
雨の日洗車のタイミング
私的には、一晩中雨が降り続くという予報が出たときがベストだと考えます。その日の夕方あたりに雨が降っていれば雨の日洗車をし、そのまま一晩中雨の中放置で洗車完了という感じです。
もちろん、雨の中、一定時間放置できれば日中でも良いと思います。
雨が降る中やらないとだめです。水道水の水滴を乾燥させずに雨水で流してしまいたいからです。
車を使いたい場合はどうするか
雨の日洗車後も通常の洗車と同様、泥はねがつかないように道路の水たまりがある程度乾くまで車を動かさないというのがベストですが、雨の日はとくに車を使うことが多いと思います。
泥はねを気にしない方は良いですが、洗車直後にまた汚れるのは嫌だという方のために解決策(になってるかわかりませんが)を2パターン考えました。
1)泥はね部分のみ水洗いする
車を使った後も雨が降り続く場合に限りますが、使った後に泥はね部分を水道水で洗い流し、拭き上げ不要で雨の中放置します。
2)水切りワイパーで泥はね水を落とす
車を使った後、車用の水切りワイパーで泥はね水を落とします。
泥はね水が乾くと「泥はね汚れ」になるので泥はね水の段階で落としてしまいます。
雨の日洗車でボディのこびりつき汚れをあらかじめ落としていれば、わりとサッサッと簡単にやるだけできれいになると思います。
私は洗車直後にまた汚れるのが悔しいので、この方法はよくやってます。
おわりに
以上、私が雨の日にやっている洗車方法について書いてみました。
雨量や洗車方法などの違いにより、絶対にシミが残らないとは言い切れません。
水道水のシミはついてしまうと厄介なのでおすすめはしていませんが、試される方は自己責任でお願いします。