家族の足や靴のにおいでお悩みですか?
うちは子供の靴や足から、離れていても時々イヤなにおいが漂ってきます。
このにおいがどうしても我慢できず、子供が学校等で友達に言われてもかわいそうなので、なんとかしようと思い調べたところ、結構効果のある方法がありましたので記事にしました。
目次
洗ってもにおいは消えないこともある
足が臭いと「ちゃんと洗ってる?」ということになりがちですが、ほとんどの人はお風呂でちゃんと洗ってると思います。
もちろん、うちの子供もちゃんと洗ってます。
でもクサいんです。
このクサいにおいの原因物質はどうもイソ吉草酸という物質らしいです。
靴の中や足で繁殖した細菌がこのイソ吉草酸を発生させ、におうようです。
きれいに洗って細菌がいなくなっても、イソ吉草酸が残っていれば、においは消えないということなのです。
においを消すにはイソ吉草酸を取り除く(中和する)
なので、においの原因物質であるイソ吉草酸を除去できればにおいは消えるはずです。
イソ吉草酸は酸性の物質なので、アルカリ性の物質で中和すれば良いということになります。
また、参考にした資料「においの見える化と悪臭対策」の23ページの表2の中で、イソ吉草酸は「水に少ししか溶けない」とあるので、洗ってもにおいがなかなか取れないということなのかもしれません。
重曹粉(重曹水)を使ってみる
ネットで足のにおいについて調べると、重曹を水で溶いて靴や足を漬ける方法がよく出てきます。
重曹はアルカリ性で酸性の物質を中和できそうなので、上述した通りの理由から、やはりこの方法は効果があると思いやってみました。
重曹粉は、私は近所の薬局で購入しました。
まずは足を重曹水に漬けてみる
1.約2リットルのぬるま湯に重曹大さじ2杯を溶かす
洗面器などに、40℃設定の給湯器からのぬるま湯を2リットルほど張り、重曹を大さじ2杯入れてよく溶かします。
うちは、車のオイル交換に使うオイル受皿がありましたのでそれを使いましたが、足が漬けられるサイズならなんでも良いですね。
2.足を漬ける
足を20分ほど漬けました。
ネットで調べると、漬け置く時間は10分から30分くらいとさまざまでした。
この時、指の間や爪の隙間など、ニオイ物質の溜まりそうな部分をよくこすって、隅々まで液をよく浸透させました。
3.シャワーでよくすすぐ
20分ほど漬けたら、その後シャワーでよくすすぎました。
結果:足のにおいは消えたか?
足を拭いて乾いた後、鼻を近づけてにおいを嗅いでみたところ、信じられないくらい全くの無臭になりました。
以前は、鼻を近づけることすら嫌でしたが、まったくの無臭になったので、鼻をこすりつけても平気なくらいにおいがしなくなりました。
次に靴
1.靴を洗う
まずは普通に靴を洗います。
2.靴にぬるま湯を溜める
給湯器40℃設定で出たお湯を靴の中に溜めます。
靴の中に溜めたお湯の中に、重曹を小さじ1杯入れて溶けるまでよく混ぜます。
バケツなどにぬるま湯を張り、重曹を溶かして靴をまるごと漬ける方法でも良いと思いますが、靴をまるごと漬けられる容器がなかったので私はこの方法でやりました。
この時、重曹水が靴の中によく染み込むように、押し洗いのイメージでごく軽く揉んでみました。
重曹の成分なのか、手がぬるぬるするので、触った後はよく洗い流すか、手荒れが気になる方はゴム手袋をしたほうが良いかもしれません。
3.漬け置きする
20分ほどこのまま漬け置きしました。
漬け置き時間をネットで調べると、10分から最長で一晩などいろいろな方法がありましたが、私は20分漬けてみました。
4.よくすすぐ
漬け置きが終わったら、ぬるま湯でよくすすぎました。
靴の中に湯を溜めてはギュッギュッと押し洗いしてすすぎました。
靴にしみ込んだ重曹水を押し流すイメージです。
5.脱水して乾燥
最後に洗濯機で脱水して、靴用乾燥機で乾かしました。
結果:靴のにおいは消えたか
乾燥後、靴の中に鼻を突っ込んでにおいを嗅いでみました。
おもいっきり嗅ぐと、微かにまだにおいは残っているような気がするものの、漂ってくるほどのにおいは消えました。
たしかに効果を実感しました。
靴を洗うときは、毎回ひと手間これを行うと良いかもしれません。
ボディソープ「弱酸性の○○」は、足のにおいにはどうなのか
今は、お風呂で体や足を洗うのにボディソープを使っている方が多いのではないでしょうか。
ボディソープのテレビCMなどで、「弱酸性の○○」などと肌にやさしいことを強調した商品を使っている方が多いかもしれません。
うちも毎日「弱酸性の○○」を使っています。
私が子供のころは弱酸性のボディソープなどは使ったことがなく、ごく普通の石鹸で体を洗っていました。
ごく普通の石鹸(成分表示に「石ケン素地」などと書かれているもの)は「弱アルカリ性」なので、酸性の汚れに効果があるということです。
ということは、弱酸性のボディソープよりも普通の石鹸のほうが、足のにおい成分のイソ吉草酸の除去には効果が高いのではないかと思いました。
私の勝手な考えですが、子供の足がにおうのは、毎日弱酸性のボディソープを使っていたので、毎日少しずつにおい成分が中和されずに残って蓄積していくからなのではと思いました。
ただ、体や足のにおいというのは、体質や運動量などにより個人差があると思いますので、弱酸性のボディーソープを使っていても問題ない人もたくさんいると思います。
うちの子の場合、少しは洗い流されているでしょうが、体質的ににおい成分が生成される量の方が多く、部屋に漂ってくるほどのにおいを発するまでになってしまったのではと思っています。
毎日、足を洗うのは普通の石鹸を使う
現在は、足だけ普通の固形石鹸で洗うようにさせています。
成分表示に「石ケン素地」と書かれている、普通に売られている石鹸です。(成分表示に石ケン素地と書かれておらず、脂肪酸ナトリウムなど石ケン素地の内容をさらに細かく書いている石鹸もあるようです。)
最初に足に濃いめの石鹸の泡をつけ、体の他の場所をボディソープで洗い、最後にまとめて洗い流しています。
他の体の場所を洗っている間に、石鹸の泡で足を漬け置くイメージです。
弱酸性のボディソープよりも弱アルカリ性の普通の石鹸のほうが、重曹水につけているのと同じような効果があり、足のにおい成分のイソ吉草酸の除去(中和)に関して効果があるのではと考えています。
効果のほどは、「強烈ににおう」というようなことはなくなったので、これが石鹸の効果だけによるものなのかはわかりませんが「効果あり」かなと思っています。
普通の石鹸は値段も安いし、簡単なので足のニオイ対策として毎日続けやすいと思います。
最後に
ネットの情報の通り、重曹を使って足のにおいを撃退することができました。
でも、数日すると靴はなんとなくにおいが戻ってきます。
面倒ですが、やはりこまめに洗う、重曹水に漬けるなど、常に清潔にしておかなければならないということだと思います。
重曹の使用に関して、うちの場合は問題ありませんでしたが、念のため足に使う場合は肌あれ、靴に使う場合は劣化などにはご注意ください。
また、普通の石鹸は値段が安いので、いろいろなニオイ対策グッズを試す前に石鹸で足を洗う方法は試してみる価値はあるかもしれません。
靴を普通の石鹸で洗うのも効果があるかもしれません。
効果があればコスパが非常に良いのではないでしょうか。