学生時代は良くラジオを聴いていましたが、最近になってまたラジオを聴きたいと思うようになりました。
ただ、学生時代のようにリアルタイムで聴くことはできないため、録音しておいたものを空き時間に聴くという方法を取りたいと考え、試行錯誤しました。
私の学生時代とは違い、今はインターネット経由で聴けるradikoや無料のラジオ録音ソフト、聴取にはスマホ(iphone)があります。良い時代になりました。
radikoとラジオ録音ソフト、録音したものの聴取にiphoneを使い、試行錯誤の結果、私の中でベストな録音~聴取までの方法が確立しましたので誰かの参考になればと思い、記事にしてみました。
(本記事はソフトの使い方詳細までは書かれておりません。どんなソフトで録音し、どんな方法で聴いているかの紹介記事です。ソフトなどの細かい設定に関しては、詳しいサイトがいくつもありますので他のサイトを参考にされたほうが良いかもしれません。)
今までの録音~聴取方法:Radikool~iphone
旧録音方法
最初はRadikoolというソフトを使用していました。
私は全国のラジオが聞きたかったのでradikoプレミアムに会員登録(月額350円)しています。
Radikool内にradikoプレミアムのログイン情報を入力すると全国のラジオが聴取・録音することができるようになります。
なぜRadikoolを使っていたかというと、なんとなくです。
録音ソフトを検索したら最初に出てきて、特に問題はなさそうだったからです。
Radikoolでは、ソフト内の番組表から聴きたい番組を選択して予約し、番組が放送される日にはパソコンを起動させておいて録音する。というような方法でしたが、私の環境では以下のような問題点がたまにありました。
Radikoolでの録音に関する問題点
録音ソフト自体の動きがおかしいときがある
パソコンを起動し、Radikoolを起動するとなぜかインターネットブラウザが同時に立ち上がり、何かの確認ダイアログボックスが出ます。
出てくるダイアログボックスは「はい」を選ぼうが「いいえ」を選ぼうが私の環境では特に目立った変化は感じられず普通に起動はしていますが、この現象がこの事例のことを言っているのだとすると「いいえ」を選んだ方が良いのでしょうね。
もう一点おかしいところは、一度Radikoolを終了したら再度起動しようとしても、私の環境ではなぜか起動しなくなるところです。
アイコンをダブルクリックしようが、アイコンを右クリックから「開く」を選択しても一切起動しません。
そんな時は、パソコン自体を再起動し、再度Radikoolを起動することにしています。
パソコンを起動したままにしておかなければならない
Radikoolは、録音時間が近づくと自動でスリープモードを解除して録音に入る機能があるのですが、この機能は私のwindows10のパソコンではなぜかスリープ解除されずうまく機能しませんでした。
なので、あらかじめ windowsの方で自動でスリープモードに入らないように設定し、 放送時間近くになったらパソコンを起動してディスプレイの電源だけ切って置いておくという方法を取っていました。
エラー等で録音に失敗する
これはどのラジオ録音ソフトでも可能性はあると思いますが、録音中に他のソフトを開いて作業をしていると失敗することがあります。
また、何も作業をしていなくても失敗していることもあります。
録音したファイルはフォルダに入っているので一見録音成功と思いきや、再生すると音が出なかったりすることがたまにありました。
私は音声ファイルはitunesで聴いていますので、録音ファイルをダブルクリックするとitunesが開きますが、タイトル表示や時間表示が何も出ず、音も出ないという感じです。
パソコンの性能の問題もあると思いますので、エラーが起きないようなるべく他の作業はしないようにしていました。
開発が終了している
2017年12月2日付で開発終了が発表されていますので、今後使用できなくなる可能性があります。
聴取方法(ファイル変換してiphoneのオーディオブックで聴く)
録音したファイルをiphoneのオーディオブック形式にする
radikoolは録音ファイル形式を選べます。
mp3、m4a、aac、wmaなどが選べますが、私はiphoneのオーディオブックで聴くためにm4aを選んで録音していました。
録音したファイルの拡張子「.m4a」の「a」の部分を消して「b」に書き換え(拡張子を変更するとファイルが使えなくなる可能性・・・の警告が出ますが無視)て「.m4b」ファイルにし、パソコンにiphoneを接続してitunesからiphone内のオーディオブックに 「.m4b」ファイル をラッグ&ドロップで放り込みます。
iphoneのオーディオブックでラジオを聴くと、15秒の早戻しと15秒の早送りが使えるのと、再生を停止した位置を記憶していてくれるので、停止した場所から聴取を再開できます。
mp3やm4aなどの音楽ファイルでも良いのですが、聴取をやめたら再度聴くときのためにどこまで聴いたか覚えておかなければなりません。
現在の録音~聴取方法:どがらじ~iphone
どがらじのタイムフリー録音が楽で便利
Radikool以外にもどがらじという録音ソフトがあることを知りました。
Radikool同様、どがらじも radikoプレミアムのログイン情報を入力すると全国のラジオが聴取・録音することができるようになります。
タイムフリー録音は、既に放送が終了した番組が録音できる機能です。
一週間前の番組まで録音できますので、Radikoolを使っていたときのように番組放送時間になったらわざわざパソコンの電源を入れなくても良くなりました。
私は深夜のラジオを録音することが多いので、だいたい次の日にどがらじでタイムフリー録音しています。
タイムフリー録音のやり方は、
- どがらじを開いてラジオ局を選ぶ
- 目当ての番組の放送日(番組表)を選ぶ
- 番組名の左にある時計のマークをクリックする
これだけです。
番組の長さやネットの速度にもよりますが、早ければ1分程度で録音が終了します。
録音されたものは、どがらじ内のライブラリというところに表示され、番組名をクリックすればすぐに聞くことができます。
どがらじで録音したものをiphoneのオーディオブックで聴く
どがらじ録音ファイルをm4aファイルに変換する
iphoneのオーディオブックで聴くためにRadikoolの時と同様にm4aファイルを作ります。
どがらじの録音ファイル形式は、無変換だそうです。
よくある質問(ラジオ) どがらじ
https://dogaradi.123net.jp/qa-radio/#560
録音のファイル形式は何ですか?
ですが、m4aファイルにするのに特別な変換ソフトは必要ありません。どがらじソフトのみでできます。
どがらじライブラリ内の録音された番組を右クリックすると、コンテキストメニューが表示され、その中の「コピー(変換して保存)」を選択します。
すると、「ファイルを保存」というウインドウが開くので、保存先とファイルの種類(AAC形式.m4a)を選び、必要ならばファイル名を変更して「保存」をクリックするだけです。
「変換中」という別ウインドウが開き、経過メーターが表示され、100%になったら終了です。
番組の長さやパソコンの性能にもよると思いますが、2~3分程度で終わるかと思います。
m4aをm4bにし、iphoneオーディオブックに入れる
Radikoolの時と同様に、 録音したファイルの拡張子「.m4a」の「a」の部分を消して「b」に書き換えて「.m4b」ファイルにします。 (拡張子を変更するとファイルが使えなくなる可能性・・・の警告が出ますが無視)
ファイル名の後に「.m4a」などの拡張子が表示されていない場合は、windowsの場合、エクスプローラーの表示タブ→表示/非表示項目の「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
iphoneをパソコンに接続して、itunesからiphoneのオーディオブックに 「.m4b」ファイル をドラッグ&ドロップで放り込みます。
iphoneオーディオブック内で番組別に管理する
番組や放送日がいくつもある場合は、iphoneオーディオブック内のライブラリで番組ごとに分けて管理したいところです。
上述したどがらじタイムフリー録音からiphoneオーディオブックに入れるまで、とくに何もしないとライブラリ内ではラジオ局ごとにわかれてしまうと思います。(私の環境ではそうなります。)
私の環境では、いつもここ(タイトル)がラジオ局名になっていますので、なにもしないと自然にラジオ局ごとにわかれてしまっていると思われます。
そのため、itunesからiphoneオーディオブックに入れたら、itunesでそのファイルを右クリックし、コンテキストメニュー内の「オーディオブックの情報」→「詳細」→「タイトル」を番組名などに変更します。
そうするとiphoneオーディオブックのライブラリ内で番組名ごとに表示されるようになります。
また、同じ番組で日付が違うものがあれば、「オーディオブックの情報」→「詳細」内の「タイトル」の下の「チャプタ」を「番組名_日付」などに書き換えれば、番組名の中でファイルが識別しやすくなると思います。
録音したラジオをiphoneで聴くにはオーディオブック形式が快適
録音したラジオを聴くにはオーディオブック形式(.m4bファイル)にしてiphoneのオーディオブックアプリで聴くのが快適です。
apple純正アプリで「ブック」と書かれたオレンジ色で白の開いた本のアイコンのアプリです。
itunesからiphoneに入れた.m4bファイルは、このブックアプリで聴けます。
15秒戻し、15秒送りが便利
ブックアプリを使うと、15秒送りと15秒戻しが使えるので、聴取中に一瞬言葉を聞き逃してしまったときなどに大変便利です。
また、CMを飛ばしたい場合もものすごく楽です。私のやり方は、CMに入ったら15秒送りを何回か押し、番組のパーソナリティの声が聴こえたら、15秒戻しを1回か2回押しています。これでCMの最後の方まで飛び、数秒後に番組が始まるようにできます。
スライダーを動かしても再生位置を変えられますが、秒単位の調整は難しいので15秒送りと15秒戻しはかなり使えます。
しおり機能、再生停止位置を記憶していてくれる
また、しおり機能がありますので、再生を止めた位置を記憶してくれています。
次に聴く時は、止めたところから再生されますので、どこまで聴いたっけ?ということがなくなります。
ただ、まれにですが再生停止位置の記憶が消えていることもあります。
確実な原因は調べてもわかりませんでしたが、これはiphoneをパソコンに接続してitunesで新しい.m4bファイルを追加したりしているときに起きているような気がしています。
倍速再生ができる
この機能は私は使っていませんが通常の1倍速に加え、0.75倍速、1.25倍速、1.5倍速、2倍速再生機能があります。
例えば、一週間でとにかくたくさん聴きたいラジオ番組がいくつもあって、すべて聞き終わる前に次の週の番組が始まってしまい、どんどん聴かないと録音した番組がたまっていってしまうような方(いますかね?)には倍速再生は良いのではないでしょうか。
おわりに
最近は、動画配信サービスの普及で映画やドラマ、バラエティ番組など見たいときにいつでも見られるスタイルが当たり前になっております。
テレビ番組もレコーダーの性能の向上により、録画したものをスマホで見たり、外出先でも見れたりします。
昔のように放送時間にこちらが都合を合わせる必要がなくなりました。
私も「いつでもどこでも好きなときに」というこのスタイルにすっかり慣れてしまい、ラジオも同じようにできないか試行錯誤しました。
どがらじタイムフリー録音→オーディオブック形式(.m4b)に変換→iphoneで聴くという方法でそれが実現できました。
ちょっとした空き時間にラジオを聴きたいと思っている方などの参考になればうれしいです。